節分とは、季節の分かれ目という意味で、本来は立春・立夏・立秋・立冬の前日をいいます。なかでも立春は春の始まりであると同時に、新しい年の始まりを意味していました。旧暦(太陰太陽暦)の1月は、新暦(太陽暦)の2月頃にあたり、立春のころに元日がめぐってくることが多かったためです。立春前日の節分は、大晦日のようなものなので、立春前日の節分に年越し行事を行うようになりました。節分の豆まきも、もともと大晦日に行われていた「追儺(ついな)」という疫鬼や疫神を払う儀式に由来しています。そして、年に4回ある節分の中でも、立春前日の節分が最も重要なので、節分といえばもっぱら立春前日の節分を指すようになったのです。 今年の節分2月3日は土曜日のため、前倒しして恵方巻をいただきました。